源氏物語千年紀 Genjiアニメ第1話「光る君」内容・感想

2009年1月から放送されたアニメ「源氏物語千年紀 Genji」の第1話~光る君~の内容と感想です。

内容・ネタバレ

光る君が青年になって、どこかの女と一緒にいるところから始まります。その女はもう光る君に夢中になっています。

帰り際にも「次はいつ来るの?」ともう恋しがっています。

その質問に光る君は「すぐに来ますとも。こんな綺麗な花をほおっておくはずがない」などと答えています。が、もちろんリップサービスで、他にもたくさんの花(女性)がいるのでしばらく行かないつもりです。

頭中将(とうのちゅうじょう)と話します。
「花が咲いているのだから、仕方ないよね。お互い。」等と言い合って笑っています(・・・!!)

ナレーションが入り、ここから源氏の君の少年の頃のお話しになっていきます。

光る君、藤壺の女御(にょうご)と出会う

9歳の光る君14歳の藤壺の女御(にょうご)が出会います。
美しい!と9歳の源氏の君はくぎづけになっています。

「どなた?」と藤壺の女御は光る君に聞きましたが、すぐに女房に呼ばれ藤壺の女御はその場を去っていきました。

光る君は今は亡き桐壺の更衣と帝との子供であり、帝は桐壺を愛していたので、忘れ形見の光る君をとても愛して大事に育てています。

帝は光る君を呼びました。誰かと会わせたいそうですよ。と女房から聞きました。

「誰とも会いたくない」と光る君は言います。
すると何か思い当たることがあったのでしょう。光る君は急に帝のもとへと走り出しました。

「あの方(さっきの綺麗な女の人)かもしれない!」

わくわくしながら帝のもとへ行きますと、「新しく入内した藤壺の女御です。」と紹介されました。「あなたの母上です」とも。

光る君はショックを受けます。父の妻・・・

がっかりする光る君に優しく藤壺の女御は声をかけて、一緒に遊んでおやりになります。

二人はとても仲良くなりました。幼い頃に母をなくした源氏の君が母と子、姉と弟のように仲良くしている。その姿に帝も嬉しい様子です。

光る君と藤壺の女御は冬の庭を散歩しています。
藤壺の女御は「春を待っています。」と話します。春は素晴らしくて花も綺麗で景色は輝いています。と。

でも、入内してしまったから、自分の里の庭にくる春は今年は見ることはできません。と話すと、

光る君は「・・・帰りたい?家に帰りたいのですね?」と聞きます。
藤壺の女御は慌てて「そんなことはありません」と否定しています。

「帝は優しくて、光る君様にも仲良くしてもらっているのだから・・・」と言った所で藤壺の女御の目から涙があふれてきました。(まだ14歳の女の子ですからね、実家が恋しいでしょう)

「大丈夫、大丈夫です。私。」と藤壺の女御。
その姿をみて、光る君は藤壺の女御を抱きしめます。

 

その夜、光る君は一人で外に出て、梅?の木を眺めています。
女房が寒いのでもう寝所にお入りください。と伝えると「春が来るのを待っている、どんな風に蕾(つぼみ)に春がくるのか、話してあげるんだ。」と言っています(なんと風流な!!)

何日か経ってようやく梅の蕾(つぼみ)が膨らみ花が咲きはじめました。春はもうすぐのようです。源氏の君は嬉しくなって木に登り、梅の花に手を伸ばします。

すると、バランスを崩して源氏の君は木から落ちて池にはまってしまいました。

冬の池にはまった源氏の君が寝込んでいるのを藤壺の女御は傍についてあげています。

「自分が大きかったら・・・背も高くなって、力も強くなって・・・。そしたらあなたの望みは全てかなえてあげられるのに。何からでもあなたを守れるのに」と源氏の君は藤壺の女御に話します。

光る君は藤壺の女御への思いを伝える

元気になった光る君と藤壺の女御は二人でお話ししています。

藤壺の女御は「私はあなたの母であり、お姉さんです。あなたは私の弟であり、子供ですよ」と嬉しそうに話すと、

源氏の君はいきなり藤壺の女御に顔を近づけて口づけしました。

驚き戸惑う藤壺の女御・・・。

「あなたは母でもなければ、姉でもありません。」と源氏の君は初めて心の内を伝えました。

距離を置く藤壺の女御

それから年月が経ち、光る君は少し成長して登場します。まだ元服前のようです。相変わらず毎日せっせと藤壺の女御の部屋に通っている様子です。

その日も風邪をひいた藤壺の女御のためにお花をもっていきました。御簾(みす)を隔ててお話ししています。藤壺の女御は「うつるといけませんので・・・」と退出されるように促します。

光る君は明るく「はい。本日はお花をお持ちしただけですから」と去っていきます。それを見ている藤壺の女御・・・。目には涙が溢れます。

「よい、これでよい。少しずつでもあの方から遠のかなければ・・・」
と寂しい思いを我慢して泣いています。

光る君、元服する

光る君は12歳となり、元服を迎えます。
女御や更衣がいる御殿には、成人男子は入ってはいけない宮中のきまりがあります。

もちろんそれは、源氏の君も同様、気軽に藤壺の女御のもとへ通えなくなってしまうのです。

「お願いでございます。御簾(みす)をあげて最後に今一度お顔を・・・」と光る君は藤壺の女御に願い出ます。

しかし、涙を流しながら藤壺の女御は返事せず、光る君の願いを受け入れませんでした。光る君が去ったあと、泣き崩れる藤壺の女御であった。

青年になった光る君、報われない恋をしている?

それから、また大きくなった光る君。頭中将(とうのちゅうじょう)と一緒に都を眺めています。

「時々、あなたは不思議な目をなさる。遠いところを見るような見ていないような・・・。まるで報われない恋をしているような」

と頭中将は言います。(スルドイ!!)

「天下の恋の達人のあなたに限ってそれはないか!!」と話しています。

(ナレーション)そうなのです。あの秘められた恋は、まだ終わってはいなかったのです。

第一話 おわり

感想

なんといいますか・・・全体的にじめっとしているというか、暗い、重たい感じがありますね。

源氏の報われない恋、悲恋を描きたかったのかもしれませんが、源氏の寂しさ、思いが報われない辛さ。

藤壺の女御のホームシックな感じとか、じと~っとしています。そういうのを冬の季節で表しているようですので、余計にしんどくなってきます。

源氏の君も小学生男子のカラッと元気で子供っぽいところもあんまりなくて、湿っぽい子どもなのです。

源氏の君の藤壺の女御に対する表情とか露骨すぎてどう考えても、藤壺の女御のことが本気で好きなのだと、周囲の人は気づくだろうという感じで、帝も気づくだろ・・・と思いますが、気づいていない設定になっています。

ですが、源氏の君が藤壺の女御にキスをする。というシーンはかなりびっくりしました!

アニメオリジナルのシーンでしたが、私は源氏物語を読んでいて少年の淡い恋心のように思っていたので、意外な源氏の君の思いの深さに驚きました。

9歳の男の子がこれほどまでに藤壺の女御を思って、さらに報われないことを理解しているとしたら、すごくしんどいだろうなと思うのです。

そんな深い思いを胸に秘めて、源氏の君は青年になり、どこか陰りのあるなぜか女性は惹きつけられてしまう男性へと成長していくようです。

私が想像していた源氏の君はそこまで悲恋という感じではなくて、ただ何もかも手に入ってしまう立場であるので、ハードルの高い恋をわざわざ選び、欲求を高めて、それを本気の恋だと錯覚している人。だと思っています。

「うお~あの女、めちゃくちゃ魅力的だぜ~!!手に入れたいよ~!でもダメだよなあ。無理なんだけど、でも欲しい~!」という欲求を「愛」だと勘違いして、燃えあがってあらゆる手を尽くして手に入れてしまう。

超美形で金持ちで頭が良くて帝の息子ですから・・・甘やかされたおぼっちゃまですね。

美人で落とせなさそうな人を落とした時は、相当楽しい!充実感があるのだろうなあ!!一度経験してみたいものです♪

次回のお話しは、「六条」です。六条御息所(ろくじょうみやすどころ)の邸では風柳な人達が集まって、会を催していたそうです。いわゆるサロンがあったようです。とびっきりセンスが良くて教養もあり美人で気高い未亡人の女を源氏の君が落とすわけです。

第1話は正直、暗くてジメジメしていたので、次の2話は面白い恋の展開に期待したいと思います^^

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